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フィリピン・センター長より 2010年度活動報告 センター 4231 ティー・プランテーション・エリア

活動地域:ヌワラ・エリヤ県

支援チャイルド数:4,038名

支援開始年:2005年

支援の背景

地域住民の多くは紅茶プランテーションの労働者で、イギリス人により150年前に南インドから連れてこられたタミル人です。人々はプランテーション所有の土地に建てられた狭い長屋で暮らしています。お茶の葉を摘むのは女性で、男性は農園での雑用を担っていますが、収入は極めて低く、厳しい生活です。母親が主たる労働者であるため、その間就学前の子どもたちを世話する大人がいません。このような状況がその後の心理的な成長にも悪影響を及ぼし、子どもたちは自信を持つことができず、中学生になると中退してしまうケースが多くなります。両親たちは、将来への希望の持てない厳しい生活の中で、麻薬、アルコール、家庭内暴力に走ることもあり、子育てが難しい状況にあります。また、妊産婦指導、安全な水の確保、トイレ設備の充実、子どもたちの栄養改善などが大きな課題となっています。

活動報告

■チャイルドの支援

「子どもの教育と人格形成」

チャイルドのリーダシップ養成と、責任感、協力意識を育むために各地域に「子どもクラブ」が設立されました。放課後や休日に子どもたちが集まって様々な活動をしています。



「青年の能力開発・参加促進」

各地域に「青年クラブ」が設立されました。青年が抱える問題や卒業後に自立できるように様々なプログラムを行います。11の地域で400人のチャイルドを対象にリーダシップ養成と人生を良いものに変えていくことができると信じる力を育成するセミナーを行いました。
また、175人の卒業したチャイルドを対象にコンピューターや車の整備などの職業訓練を行い、105人のチャイルドたちが、実際に仕事を得ることができました。

■家族への支援

「乳幼児のケアと教育」

乳幼児が健康に育つため、チャイルドの親たちを対象に栄養セミナーが実施されました。乳幼児期は家庭での親の役割は特に重大ですが、栄養や病気に関する知識が少ないのが現状です。特に母親を対象に栄養セミナーを行なっています。

実際に子どもの栄養状態を知り、健康管理の重要さを認識してもらうため、親とチャイルドを対象とした、健康診断が行われました。

■地域への支援

「協同組合訪問」

チャイルド・ファンド・ジャパンが2009年に支援を開始したティー・プランテーション・エリアでは、地域住民からなる運営委員会が中心となり、チャイルド・ファンド・スリランカ指導のもと11ヶ所の地域でプログラムが実施されています。チャイルド・ファンド・スリランカでは、 (1)保健・衛生・栄養 (2)教育 (3)乳幼児のケアと教育 (4)子どもの保護 (5)収入向上に焦点を当てた事業を行っています。また、乳児から青年までのチャイルドたちを年齢別にグループ化し、年齢に応じ重点分野の支援を行っています。
2009年度は、 (1)「健康と幼児教育」(対象年齢0~5歳) (2)「学校教育と自己啓発」(対象年齢6~11歳・12歳~17歳) (3)「職業ガイダンスと技術訓練」(対象年齢18歳~24歳)の3点を重点課題として取り組みました。

スポンサーの皆様の温かいご支援に心より感謝いたします。今後もチャイルドとその家族、地域の人々を引き続きご支援くださるようお願いいたします。

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