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安全な校舎の建設が再開しました

外務省日本NGO連携無償資金と皆さまからのご支援により、ネパールのシンドゥパルチョーク郡で、「災害に強い学校づくりプロジェクト」を実施しています。1校でネパール政府の耐震基準を満たす地震に強い校舎を建設するほか、4校で学校安全計画の策定を支援しています。学校安全計画は災害が発生した際に教職員や地域の住人がとるべき行動と役割を決め、子どもたちの安全を確保するための大切な基本方針です。

ネパールでは6月中旬から新型コロナウイルスによるロックダウン(全土封鎖)が建設を含む一部業種で緩和され、支援事業地での建設工事が再開しました。巨大な岩石が点在する建設現場の整地を終え、基礎工事が進み、現在、校舎3階(最上階)部分の天井を設置する工事を進めているところです。

校舎建設の様子(標高2,300mの高地にあるジャナタ校)

子どもたちの通学の景色となります

ネパールの学校は感染拡大への懸念により、3月上旬から長期に渡って閉鎖されていますが、一部の学校では再開へと動き出しています。しかしながら、学校安全計画の策定にはまだ時間がかかりそうです。それでも、先生が子どもたちの家を回って巡回授業を行っている学校もあります。

感染防止に気をつけながら、子どもたちが安心して勉強できる学校づくりを進め、子どもたちの未来を少しずつ築いています。