チャイルド・ファンド・ジャパン

緊急支援

トルコ・シリア大地震の被災者27万人以上に支援を届けました

2023年2月6日に発生したマグニチュード7.8の大地震。トルコ南部およびシリア北部において甚大な被害をもたらし、現在でも住む家を追われ、被災に苦しむ人々がたくさんいます。

チャイルド・ファンドは、メンバー団体であるWeWorld(イタリア)が中心となり、支援活動を進めています。被災を免れた学校、および、モスクや教会など、一時的な避難所として使われていた施設において、必要な物資を供給したり、避難者に対し調査を行ったうえで適宜必要な支援を行ってきています。これまでにのべ277,477人へ、様々な支援を行いました。寝具を2450人に、赤ちゃんのおむつを3600家庭に、高齢者のおむつを600人に、家族への衛生キットを500家庭に届けることができました。

また、地震発生後より、トラックによる水の供給を実施しており、これまでに計200万リットルの水を4万人以上へ支給しました。さらに、より多くの人々へきれいで安全な水を供給するため、地震直後より実施している、破損した水道施設の状態の調査と復元作業を引き続き実施しています。これまでに、約23万人の人々が再びきれいな水を手に入れることができるようになりました。

さらに、内戦時からシリアの子どもたちを支援してきた知見を活かし、地震により学校に行けなくなってしまった子どもたちが勉強についていけるよう、補習授業の支援なども実施し、約2,000人の子どもたちが参加しました。

現在は、短期的な緊急支援のフェーズが終了し、中期的な視点にたった支援活動に移行しつつあります。引き続き、水道設備の補修に取り組むとともに、子どもたちを守るための包括的な教育環境の整備、避難所から自分の家や親せきの家などに戻っていく家族への支援などを行っていきます。

これからもチャイルド・ファンドは、大地震の被害に苦しむシリアの人々を支え続けていきます。引き続き、見守っていただきますよう、お願い申し上げます。