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修了認定試験に合格したリンマヤのストーリー

2010年、ラメチャップ郡でのスポンサーシップ・プログラムを開始するにあたって、子どもたちの生活環境や、直面する教育上の課題を紹介するため、機関紙などで取りあげたリンマヤという女の子がいます。当時リンマヤは10歳の女の子でした。ラメチャップ郡に暮らす他の子どもたちと同じように、家庭の収入は少なく、とても厳しい生活を強いられていました。両親を助けるため、水汲みや薪集め、幼いきょうだいの世話などたくさんのお手伝いをしなければなりませんでした。それでも、「友だちの病気を治してくれたから」と、看護師になることを夢みて、一生けんめい勉強していました。

リンマヤが12歳の時、学校で

2017年、リンマヤは17歳になっていました。写真を撮られる時にはにかんで肩をすくめる様子など当時の面影を残しながらも、立派に成長していました。スポンサーシップ・プログラムの支援によって勉強を続け、無事、修了認定試験(SLC)に合格し、2016年に支援を離れました。看護師になりたいと話していたリンマヤですが、地域の生活改善における農業の大切さを知り、「農業の専門家になるための勉強をしたい」と話します。

また、勉強を続けながらも現地のNGOでアルバイトもしています。識字教室の先生として、字が読めない地域の女性たちに読み書きを教える仕事です。得られる収入は決して多くはありませんが、家族の生活を支えています。「スポンサーさんの名前はずっと忘れません。手紙をもらってとても嬉しかったです。ありがとうございました」とリンマヤは話します。

2018年3月末をもって、ネパール ラメチャップ郡におけるスポンサーシップ・プログラムの事業を終了いたします。詳細はこちらのページでご報告しています。