チャイルド・ファンド・ジャパン

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ネパールで学校の建設を着々と進めています!


起工式

2015年の大地震以降、「子どもを守るコミュニティ形成プロジェクト」では、被災した子どもたちの学習環境を取り戻すことを最優先に活動を行っています。シンドゥパルチョーク郡では地震によって9割の学校が倒壊したため、学校の再建・修復の支援が継続して行われています。

2017年12月、ある支援対象の学校で起工式が行われ、子どもたち、教員、学校運営委員会やPTA、住民の代表者など約100名が出席しました。学校が無事完成することをみんなで願う式典でしたが、ここまでに至る道のりは平坦なものではありませんでした。


基盤を固めます

まず、トイレや水飲み場を備えた子どもたちが勉強しやすい校舎を再建するには、倒壊した校舎の跡地は十分な広さではありませんでした。そこに、元教員から土地の寄贈の申し出があり、広大な土地に新しい校舎を建設できるようになりました。チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもたちの安全確保などについて役所などと協議しながら、土地の移管に関する手続きを進めました。

また、資材価格が高騰する状況が続いており、建設業者の選定においても時間がかかりました。入札条件の修正などの調整・交渉を経て、12月にようやく業者との契約が結ばれました。起工式を行うにあたっても、選挙中で集会活動が難しかったこともあり、実施が延期されました。


建物の強度を高めるため、レンガを一回水に浸します

様々な困難はありましたが、年が明け2018年から本格的な工事が始まりました。これまでに整地と設計、コンクリートの基礎工事などが完了しています。

チャイルド・ファンド・ジャパンは子どもたちが安心して勉強できる環境づくりを目指して、地震に強い安全な校舎を作るだけではなく、学校防災計画、学校運営計画の策定も支援していきます。

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