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母子手帳で守る お母さんと子どもの健康プロジェクト

チャイルド・ファンド・ジャパンは、昨年、ベトナムにおける妊産婦、乳幼児の支援を開始しました。チャイルド・ファンド・ベトナムの行う事業をサポートし、少数民族が多く暮らす山岳地帯のホアビン省において、母子手帳を活用した支援を行っています。

母子手帳は日本が世界で初めて導入したもので、日本の妊産婦・乳幼児死亡率は、母子手帳の活用もあり、世界トップクラスの低さを実現しています。

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」では、妊産婦の死亡率、新生児や5歳以下死亡率の低下が掲げられていますが、日本の母子手帳は、世界のお母さんと子どもたちの命と健康を守るため、JICA(国際協力機構)などによって、これまでに多くの国で導入されてきました。

ベトナムでは、近年、政府による保健医療改革や、急速な経済成長などによって、乳幼児死亡率などの基礎保健指標が改善されてきています。しかし、国全体での改善が見られる一方、貧困層や地方住民、少数民族の指標は全国平均に比べて極めて悪く、格差が大きな課題となっています。

「母子手帳で守る お母さんと子どもの健康プロジェクト」では、昨年、医療法人社団崎陽会ぽかぽか基金(日の出ヶ丘病院)さまのご支援のもと、ベトナム保健省、ホアビン省保健局と連携しながら、母子手帳を8,299部作成。各ヘルスセンターを通して、妊婦の皆さんに配布し、センターの職員が使い方を説明しました。こうした活動を通して、質の高い母子保健サービスへの公正なアクセスを目指しています。

作成・配布した母子手帳

2021年度も、昨年実施したプロジェクトの経験や成果をもとに、引き続き支援を行います。ヘルスワーカーや母親、父親などに対し、母子保健に関する研修を行うとともに、母子手帳の作成、配布を行い、正しい保健知識のもと、適切な健康管理が行えるように支援していきます。

山岳地帯に暮らす少数民族のお母さんと子どもたちの命と健康を支えるために、チャイルド・ファンド・ジャパンの活動にご協力くださいますよう、心よりお願い申しあげます。

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*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。

母子手帳で守る お母さんと子どもの健康プロジェクト

事業概要 山岳地帯に住む母子の健康が保たれることを目的に、研修や母子手帳の配布・活用などを通して、地域の母子保健サービスの質の向上、親の母子保健に関する知識・理解の向上を目指します。
支援対象 ベトナムホアビン省(キムボイ県とタンラック県)の妊産婦、5歳以下の子ども、親の約30,000名
協力団体 ベトナムホアビン省(キムボイ県とタンラック県)の各人民委員会