チャイルド・ファンド・ジャパン

緊急支援

【台風19号】避難所が閉鎖され、被災地支援は次の段階へ

チャイルド・ファンド・ジャパンは、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会と協働し、台風19号で被害を受けた長野市で被災された方々の生活を支えるための支援活動をおこなっています。

活動をおこなっていた避難所が12月3日に閉鎖となりました。支援時は、約200名の住民の方がいらした避難所でしたが、厳しい冬場での集団生活を想定した施設ではなかったため、閉鎖が決まりました。被災された方々は12月20日まで開設している別の避難所や仮設住宅、借り上げ住宅に移られたり、親類縁者を頼っていかれました。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、避難所で被災された方々の「居場所づくり」をおこないました。子どもたちがのびのび遊べる空間、勉強に集中できる部屋、高齢者がゆっくり話せるサロン、突然変わってしまった生活の中、少しでも安心して過ごせる環境をつくれるよう、支援をおこなってきました。


「週末子ども広場」の様子


集会所での炊き出しと傾聴の様子

学校の試験や受験を控えた中学生や高校生が勉強に集中できるように、と設置した「学習スペース」には毎日10名程の子どもたちが集まり、一生懸命勉強していました。


避難所の学習スペースで勉強する子どもたち

避難所の閉鎖は支援が一段落したようなイメージを持ちますが、復興支援はこれからです。学校や住み慣れた地区から離れた場所に暮らす方が増えるため、バラバラになってしまうコミュニティをどのように保つのかが課題です。

チャイルド・ファンド・ジャパンは長年住民の方々が築きあげてきたコミュニティをどのように維持するか、住民の方々と一緒に話し合いを重ねています。

今後の活動への応援もどうぞよろしくお願い申しあげます。

このプロジェクトに寄付する

*「台風19号被災者支援」の欄に金額をご入力ください。
*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。

12月12日(木)には、被災地で活動をおこなうスタッフが現状を語る報告会をおこないます。どうぞご参加ください。