
2026年8月にネパールで発生した大規模洪水から1か月余りが経過しました。しかし、被災地ではいまもなお、多くの子どもたちや家族が被害の影響を受け続けています。家屋や生活用品だけでなく、学校の教材や学用品も失われ、子どもたちの学びの環境は大きく損なわれました。
チャイルド・ファンド・ジャパンは、これまで避難生活に必要な物資の配布などを行ってきましたが、その後も現地の状況を確認しながら支援を継続しています。今回は、洪水の被害を受けたダーディン郡の3つの学校を対象に、子どもたちが安心して学びを再開できるよう教育支援を行いました。
洪水によって学用品を失った子どもたちに対し、通学用のかばんやノート、筆記用具などを届けました。支援を受けたのは113人の子どもたちです。学用品は、学校生活を送るうえで欠かせないものですが、被災した家庭にとっては生活再建が優先され、十分に準備することが難しい場合があります。子どもたちが再び学びに向き合えるよう、一人ひとりに必要な用品を届けました。

また、冬の訪れを前に、防寒着やニット帽も届けています。ネパールの山あいに位置する被災地域では、これから気温が下がり、厳しい寒さが予想されます。避難生活や生活再建が続くなかでも、子どもたちが少しでも健康で安全に過ごせるよう支援を行いました。加えて、思春期の女子児童には生理用品も届け、一人ひとりのニーズに配慮した支援を行いました。

さらに、子どもたちだけでなく学校全体の環境改善にも取り組みました。3校に対して、授業で活用する教材や学習用品など31種類の教育資材を提供したほか、教職員向けにかばんやノートも配布しました。

今回の洪水による被害は、家や暮らしだけでなく、子どもたちの学びや将来にも大きな影響を及ぼします。チャイルド・ファンド・ジャパンはこれからも、被災した子どもたちと家族に寄り添いながら、緊急支援から復旧・復興支援へと取り組みを進めていきます。皆さまの温かいご理解とご支援をよろしくお願いいたします。