スポンサー郷ひろみさん × ChildFund Japanインタビュー連載 My Dear Children… スポンサーシップ・プログラムを通して2名のチャイルドをご支援くださっている郷ひろみさん。
連載では、テーマにそって、スポンサーさんとしての想いをご紹介いたします。

第3回:学校

ご支援いただくチャイルドたちからご挨拶のお手紙が届きました。

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お手紙をいただけるのはとても嬉しいです。遠くフィリピンから届いたお手紙、なんだか温かいですね。アリアナちゃんもサイジルくんも「家族を支えたい」、「将来は人の役に立てる仕事に就きたい」と、厳しい環境の中にいるにも関わらず、「助け合う」ことの大切さをとても良くわかっていると思います。社会は人の輪で成り立っていると思います。何かトラブルがおこっても、お互い支え合えれば生きていけますから。手紙には、得意科目や学校での様子が書いてあり、チャイルドをとても身近に感じます。勉強やお手伝いで忙しい合間に、ぼくのために書いてくれた手紙、大切にしたいと思います。

フィリピンでは6月から新学期が始まりましたが、学校での想い出は何がありますか?

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小学校1年生の時、学芸会で一度は主役に抜擢されたにも関わらず、セリフがうまくいえずに違う役に変えられてしまったことがありました。それが悔しくて努力をするようになりました。中学校では吹奏楽部の先輩に途中で投げ出さず、一つのことを続ける大切さを教わりました。当時はあまり理解できませんでしたが、続けることで新たな発見があり、人との結びつきも強くなる。「継続は力なり」ということをあとから実感しましたね。若い頃は飽きっぽかったところもありましたが、続けることで得るものが増えていく経験を重ね、「ああ、そういうことか」と納得しました。40~50代のころ、大切にすべき3つのことを自分の中で決めました。「思考」「行動」「継続」です。「考える」「考えたことを行動に移す」「その行動を継続させる」、その積み重ねが今のぼくです。

フィリピンでは貧困を理由に学校へ通い続けられない子どもたちがいる、という現実があります。

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ぼくが他の団体を通してフィリピンの子どもたちを支援し始めた頃、子どもたちを取り巻く環境は本当にひどいもので、「なんとかしなければ」という思いで始めたことを今でも覚えています。25年経った今も状況はあまり改善されていないのでしょうか?チャイルド・ファンド・ジャパンをはじめ多くの団体がフィリピンで活動していますから、少しずつは良くなっているのだと思いますが、いまだに学校を中退する子どもが多いというのは残念ですね。

2015年度、チャイルド・ファンド・ジャパンの支援を受けた子どもたちの進級率は99%でした。

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すばらしいですね。42年の活動の成果だと思います。教育には継続的な支援が必要だと感じていたので、1対1の関係で子どもたちを見守る「スポンサーシップ・プログラム」が適しているのだと思います。「遠く日本で応援してくれる人」の存在があるからこそ、子どもたちも頑張るのではないでしょうか。また、その子どもたちの姿に支援者も励まされますよね。「生かし生かされる」、すばらしい支援だと思います。ぼくと一緒に「支援を楽しめる」人がたくさん増えることを願っています。

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郷ひろみさんのプロフィール
生年月日:1955年10月18日 出身地:福岡県 血液型:A型 972年、NHK大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビュー 。同年8月シングル「男の子 女の子」で歌手デビュー。「お嫁サンバ」「よろしく哀愁」「言えないよ」「GOLDFINGER’99」など数々のヒット曲を送り出している、日本を代表するポップスシンガー。