活動内容・国

フィリピン/支援地域紹介

Philippines

1024中部ビサヤ諸島 西ネグロス州

支援開始年 1991年
協力パートナー フィリピン・アウグスチノ宣教会

支援地域の状況

ネグロス島は昔から砂糖の生産で知られ、砂糖きび農園が島の面積の6割をしめます。住民のほとんどがスペイン植民地時代のなごりである大農園(アシエンダ)で働く臨時雇いの労働者です。
現地では、2つの村で子どもの教育、保健衛生、地域住民の組織化、自己啓発などの活動を行っています。
一部の村は支援開始から十余年を経て、住民組織の力がついたため自立を遂げました。
2002年と2007年から新たな村で、貧困に苦しむチャイルドと家族に支援を開始しました。支援家庭の大多数は月収4,000ペソ(約8,000円)に満たない貧困層です。

子どもの教育状況

フィリピンの教育制度は幼稚園(1年間)、小学校(6年間)とジュニアハイスクール(4年間)、シニアハイスクール(2年間)からなります。(K to 12と呼ばれる新しい教育制度の導入により、基礎教育期間が10年から12年に延長されました。)
学費は無償ですが、文房具や制服、交通費やお昼ご飯は自己負担で、これらが準備できなくなるため学校に通えなくなる子どもたちがいます。

センターの取り組み

ベテランのプロジェクト・マネージャーはじめ4人のソーシャルワーカーが、地域の人材育成に力を入れてきめ細やかな活動をしています。たとえば、チャイルドたちが劇やワークショップを通して、楽しみながらフィリピンの社会的な問題に目を向け、自己表現力を高められるよう取り組んでいます。
また、親たちを対象にした協同組合強化のための研修会、薬草栽培や生薬作りも行っています。