チャイルド・ファンド・ジャパン

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活動報告会を開催しました!

10月28日(土)、東京にて、活動報告会を開催しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今回の報告会では、チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域フィリピン、ネパール、スリランカの3ヵ国について、現地を実際に訪問したスタッフがご報告。特に、今年8月に視察に行ったばかりのフィリピンについて、支援者サービス課の長谷川から、詳しくお伝えしました。

フィリピンでご報告したのは、北ダバオ州とカビテ州の2地域。まず南部ミンダナオの北ダバオ州については、支援を受けている子どもたちの感謝のメッセージや、現地の伝統的な衣装による歓迎の踊り、チャイルドの生活環境などを動画でお伝えしました。

日本語で「アリガトウゴザイマシタ」と話してくれました

北部ルソンのカビテ州についても、動画を交えながらご紹介。カビテ州は、フィリピン各地から移住してきた人が多く住む地域で、細い路地に入った両脇に小規模な家屋が密集して立っています。家の中で調理ができずに、外の路地で煮炊きをしなければいけない家庭も。

インタビューをした保護者からは、「集めた空き瓶を売って、なんとか月に3,000ペソ(約8,000円)くらいの収入。借金もあって厳しい…」、チャイルドからは「支援で制服やカバンなどの学用品をいただいたり、衛生や子どもの権利について教えてもらったりしています。」など、状況の厳しさを訴える声や、支援への感謝の声を聞くことができました。

生活の厳しさを語るお母さん

支援で受け取った制服やカバンなどを持ってきて見せてくれた子どもとお母さん

続いてネパールについては、支援者サービス課の西川が報告。支援を長く続けてきたシンドゥパルチョーク郡と昨年4月に支援を始めたダーディン郡について、2つの地域を比べながらご紹介しました。特にシンドゥパルチョーク郡では、子どもクラブ(生徒会のような組織)への支援によって、子どもたちが自信をつけ、子どもたち自らが手洗い講習を企画して実施することができるようになったことなど、支援の成果をお伝えしました。

シンドゥパルチョーク郡は首都カトマンズの東に、ダーディン郡は西に位置する

最後のスリランカについては、広報・ファンドレイジング課の藤井がご報告。経済危機によって食品や交通機関の価格が高騰した様子を、実際の現地での体験とともにお伝えしました。また、経済危機に対するコミュニティキッチン(子ども食堂)などの支援の様子や、平時から行っているコンピュータを使った数学の補習支援などについてもご紹介しました。

拾った木の枝を売って生計を立てていると話すお母さん

3ヵ国についての報告が終わった後には交流の時間も設け、参加者の皆さんからの質問にスタッフがお答えするなどしました。また、会場の後ろには展示コーナーも設置し、参加者の皆さんにフィリピンの現地の様子を感じていただくことができました。

アンケートでは、「また参加したい」「現地に行ってみたくなった」など、様々なご感想をいただきました。ご協力ありがとうございました。今後もチャイルド・ファンド・ジャパンでは、支援者の皆さまに、皆さまのご寄付で行った活動、成果について、様々な形でお伝えしてまいります。