フィリピン 子どもたちの心と体の健康を支える取り組み
フィリピンの支援地域では、子どもたちの健やかな成長を支えるため、様々な活動を行っています。今回は、健康面でのサポートや心のケアについてご紹介します。
北ダバオ州では、支援を受ける子どもたちを対象に、年2回の身長と体重の測定を行いました。スタッフが一人ひとりの成長を確認し、子どもたち自身にも自分たちの健康を意識することの大切さを伝えました。結果はすべての子どもが標準体重であることがわかり、安心につながると同時に、今後の生活習慣を考えるきっかけとなりました。

カビテ州では、地域の子ども・若者組織のメンバーが、ボランティア活動を実施。台風の上陸によって、避難所へ避難した子どもたちへ、心のケア活動を行いました。塗り絵やボール遊び、物語の読み聞かせなど、年齢に合わせた活動を通じて、避難所で過ごす子どもたちに笑顔を届けました。活動が始まる前には、スタッフが子どもの権利や安全を守るためのルールを伝え、子どもたちが安心して楽しめる環境を整えました。

オーロラ州では、栄養月間に合わせたイベントを行いました。フィリピンでは7月が栄養月間と定められていて、学校や地域で様々な取り組みが行われます。チャイルド・ファンド・ジャパンも、支援を受けている子どもたちが栄養月間に合わせたイベントに積極的に参加しました。
料理コンテスト、スローガンづくり、クイズ、ポスター制作、ダンスなど、多彩な活動に取り組みました。表彰された子どもたちもいて、楽しみながら栄養や健康について学ぶとともに、保護者や地域の人々の栄養に対する意識を高めることができました。

日々の活動を通じて、子どもたちは健康や学びについて少しずつ理解を深めています。
これからも継続的な支援を通じて、その歩みを支えていきます。