【調査報告】外国にルーツのある子どもへの日本語学習支援に関する調査報告書を公開しました。

日本への外国人労働者の増加にともない、増加傾向にある外国にルーツのある子どもたち。言語や文化の壁をはじめ、様々な問題に直面しています。チャイルド・ファンド・ジャパンでも、「学びのフレンドリー・スペース」を運営し、外国にルーツのある子どもたちに学びや遊び、居場所などを提供しています。
このような外国ルーツの子どもたちを対象とした日本語学習支援は、各地で行われています。今回、その実態と課題を知り、団体の活動に生かすとともに、多文化共生の一助とするため、東京都と首都圏(千葉・埼玉・神奈川)を中心に、外国にルーツのある子どもへの日本語学習支援に関する調査を行いました。
この調査では、過去に各自治体で行われたアンケート調査とWEB情報を収集し、分析を行いました。
調査の結果、行政機関は日本語教室や日本語・外国語での学習サポートを中心に、外国にルーツのある子どもにも学習機会を提供していますが、保護者は、子育て・教育に関する情報へのアクセスと、人との繋がりや居場所づくりの二点を欲していることが分かりました。
調査結果の全文は、以下で公開しています。
外国にルーツのある子どもへの日本語学習支援に関する調査報告書
■内容
第1章 外国人向けアンケートにおける子育て・教育に関する回答(東京都・神奈川県横浜市)
第2章 首都圏(神奈川県・千葉県・埼玉県)における外国籍の子どもに対する日本語支援の取り組み
第3章 都内の自治体が行う外国人児童への日本語学習支援
第4章 まとめ
なお、この調査報告書は、当団体に所属していたユースが主体となり作成しました。
■別添資料
別添1 首都圏における外国籍児童への学習支援一覧(2024年10月現在)
①千葉県、②埼玉県、③神奈川県
別添2 東京都における外国籍児童への学習支援一覧(2024年10月現在)
①市区町村別一覧、②東京都市区町村人口