チャイルド・ファンド・ジャパン

緊急支援

【パレスチナ・ガザ緊急支援】停戦後も続く危機。子どもたちに水・衛生・教育の支援を

「校舎で木を植えてから、女の子たちは『学校がまた心温まる場所になった』と話しています。子どもたちは毎日木の世話をし、家族に植物のことを聞いたり、壁新聞を作ったりしています。それはただ木を植えること以上の、子どもたちにとって大切な活動になりました。」

――ディアナさん(地域ボランティア)

臨時の学習スペースで咲くお花に水やりをする子ども

2025年10月の停戦後もガザ地区では厳しい状況が続いています。2023年10月からこれまでに7万人以上が亡くなり、17万人以上が負傷しました。
避難生活を送る人は約190万人にのぼります。水道や下水の設備の多くが壊れたままで、病院も半分以下しか動いていません。
学校の被害も深刻で、72万人以上の子どもが2年以上学校に通えていません。「臨時の学習スペース」が626ヵ所ありますが、まだ半分以上の子どもが十分に学べていません。

チャイルド・ファンドが届けている支援

チャイルド・ファンドは、水・衛生と教育の両方で支援を行っています。直近届けた支援は、次の通りです。

〈水と衛生の支援〉

  • 安全な水を8,000人以上(うち子ども約3,670人)に提供
  • 衛生についての講習に8,320人以上が参加
  • 石けんやシャンプーなどを8,320世帯以上に配布
  • 衛生キットを1,620世帯以上に配布

〈教育支援・心のケア〉

  • 臨時の学習スペース5ヵ所を新たに改修
  • 12ヵ所の学習スペースで、4,100人以上の子どもに補習授業や心のケアを実施
  • 若い女性360人以上に、生理用品の提供と講習を実施
月経の健康と思春期をテーマにした「ガールズ・カンファレンス」に参加する女の子たち

■ 子どもたちの手で学び場を作り、心を育む

ある学習スペースに通う7年生の女の子は、自分で組み立てた机に座ってこう話しました。
「私の教室はきれいで、戦争の前の学校を思い出させてくれます。」

これらの机やいすは、木製のパレットから作られています。チャイルド・ファンドが材料と道具を用意し、子どもたちは大工さんに教わりながら、やすりがけ、色塗り、組み立てをすべて自分たちで行いました。

木材をイスや机に加工している様子

他の学校でも、子どもたちが木を植えたり、フェンスをリサイクル素材で飾ったり、ペットボトルで鳥の巣箱を作ったりしています。こうした活動は、学ぶ場所をきれいにするだけでなく、子どもたちが自分の教室を大切に思う気持ちを育てています。

■ これからの支援
チャイルド・ファンドは今後も、水・衛生と教育の支援をガザ全域で続けていきます。生理用品の配布や、夏場における病気予防の取り組みなど、子どもたちや地域の人と一緒に行う活動も増やしていく予定です。

こうした活動を続けるためには、皆さまからの支援が欠かせません。今後も、ガザの子どもたちと家族のために、活動をお支えくださいますようお願いいたします。