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【パス・イット・バック】ラオスのタグラグビーの競技大会を視察しました。

タグラグビーをプレーする子どもたち

「PASS IT BACK(パス・イット・バック)」の先行事業が行われているラオスで、タグラグビーの競技大会が行われました。フィリピンでも支援プロジェクトとして実施するパス・イット・バックのため、現地での事業の様子の視察に行ってきました。

「PASS IT BACK(パス・イット・バック)」は、アジアの貧困地域の子どもたちに、タグラグビーを通して、リーダーシップやライフスキルの学習の機会を提供するプログラムです。プログラムの開発は、ChildFund、Women Win、アジアラグビーによって行われ、現在ラオスとベトナムで先行事業が実施されています。

ラオス農村部の各村から競技大会に参加した子どもたちは、これまでの成果を発揮しました。競技大会は2日間行われ、1日目は11歳~13歳、2日目は14歳~16歳の子どもたちのチームが男女に分かれてタグラグビーをプレーしました。

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子どもたちはボールを持ってゴールに向かって走り、腰につけたタグが相手チームにとられたらボールを後ろに回して、再びゴールに向かいます。ゴールが決まるたびに、周りからの歓声とチームの若者コーチによる励ましが飛び交いました。

競技大会は、会場準備、司会、審判、応急手当を含めて、研修を受けた若者コーチが中心となって実施されています。ラオス農村の少数民族である彼らは、研修当初、恥ずかしく口数も少なかったそうです。しかし、コーチとしての研修を受け、村の子どもたちにタグラグビーとライフスキルを伝える経験を積みました。競技大会で審判や司会をこなしている時の表情や、自分のチームの選手を励ますしぐさからは、自信に満ちている様子がうかがえました。

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表彰式の様子。一番右がチャイルド・ファンド・ジャパンのスタッフ。

ラオスでの先行事業の視察を終え、フィリピンで実施するパス・イット・バックの想像が膨らみました。今後も、パス・イット・バックについてお知らせします。