【イラン情勢に端を発する中東人道危機 緊急子ども支援】命の危機にさらされる子どもたちを守るために

■中東で多くの子どもたちが命の危機にさらされています
「昨夜は本当に辛い夜でした。私たちの地域で、ある家族がお嬢さんと幼い孫2人を空爆で亡くしました。悲痛な叫びが夜通し響き渡りました。各地で何千もの家族が子どもを連れて家を逃れています。」
これは、中東レバノンに駐在するチャイルド・ファンドの支援スタッフの声です。
2026年2月、アメリカとイスラエルによるイランへの大規模攻撃が開始され、これに端を発し、中東各地で武力衝突と緊張が急速に拡大しています。そのうちの一つレバノンにおいては、3月2日以降、イスラエルによる空爆や地上侵攻が、首都ベイルート南部、南レバノン、ベカー地方に対して相次いで行われ、住宅や病院など市民の生活基盤が大きな被害を受けています。
この間に亡くなった人々は200人以上。さらに、子どもたち18,000人を含む93,000人以上の人々が、わずか2日間で家を離れ、避難をしています。レバノン国内で399カ所の避難所が用意されているものの、受け入れがまだ可能なところは52ヵ所しかありません。多くの家族が、車の中で夜を越すなどせざるを得ない状況に追い込まれています。

■深刻化する人道危機:食料、水、医療、衛生…あらゆるものが不足
レバノンでは、空爆と治安悪化により、食料、水、衛生用品、燃料、避難所 など、生活に不可欠なものが急速に不足しています。公共サービスも停止し、学校も閉鎖され、子どもたちは安心して過ごせる場所を失っています。
国連や人道支援機関の初期調査では、特に以下の支援が緊急に必要とされています。
- 食料と水の確保
- 衛生キット(生理用品を含む)や設備・毛布などの寝具
- 発電機を使うための燃料
- 現金支援
- 子どもの保護や心のケア
■チャイルド・ファンドの緊急支援:すでにレバノンで対応を開始

チャイルド・ファンドは、メンバー団体であるWeWorld(イタリアのチャイルド・ファンド) と Educo(スペインのチャイルド・ファンド)が現地の協力団体と連携し、今回の危機発生直後からレバノンにおいて緊急対応を開始しました。命と生活を守るための水、衛生、食料支援はもとより、子どもたちの心のケアの支援などに力を入れています。
〈子ども・家庭への水と衛生の支援〉
水と衛生の緊急支援キット:311セット
赤ちゃん用キット:240セット(2歳未満の子どもを持つ家庭)
生理用品キット:420セット
高齢者・障害者向け衛生キット:130セット
〈食料支援〉
レトルト食品や保存食セット:約800食(300世帯、4,090人以上)
乾燥食料パック:300パック
〈子どもたちの教育と心のケア〉
学習継続支援:450人以上
緊急時の心のケア:180人
〈インフラ支援〉
給水・排水ポンプを動かすための燃料支援(5,000人以上が対象)
■今、皆さまのご支援が必要です
現地では、支援ニーズが刻一刻と高まっています。しかし、世界各地で人道危機が頻発する昨今の状況や、今回の中東の人道危機が長期化する可能性から、支援に必要な資金が不足している状況です。迅速な追加支援がなければ多くの子どもたちの命が危険なままです。
避難を余儀なくされた子どもたちとその家族が、しっかりとした食べ物がある生活、安全な水がある生活、安心して眠れる場所、そして希望を取り戻せる心のケアを受けられるよう、支援を届けたいと願っています。
子どもたちの命と未来を守るために、どうか皆さまのお力をお貸しください。
※本緊急支援へのご寄付は、現段階では、レバノンにおける支援活動に活用させていただく予定ですが、今後の情勢の変化に応じて、他の中東諸国での支援活動に活用させていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。


