内気だった少年が、地域の誇りに!陸上で自信を掴んだアンドリューのストーリー

フィリピンの漁村で父親と暮らすアンドリュー。漁師である父親の収入は天候や漁獲量に左右され、決して安定したものではありませんでした。
日々の暮らしを維持するだけで精一杯の家庭環境の中で、アンドリューは学用品や制服を揃えることにも苦労していました。フィリピンでは、学校に行くときに、お昼ご飯を買うためのお小遣いを持っていくのが一般的ですが、時にはそれすら用意できず、お昼を食べることもできませんでした。そんな経済的な不安は、彼の心にも影を落としていました。かつてのアンドリューは、自分に自信が持てず、周囲に対しても消極的で内気な少年だったのです。

そんな彼を変えるきっかけとなったのが、2024年から始まったチャイルド・ファンド・ジャパンによる支援でした。
支援を通じ、アンドリューは制服や靴、カバンといった学用品の支給を受けました。経済的な負担が軽減されたことで、彼は「次はいつ靴が買えるだろうか」という不安から解放され、安心して学校生活に専念できるようになったのです。
支援の影響は、単にモノが充足されただけに留まりませんでした。支援で行われたアクティビティを通じて、彼は少しずつ自信を取り戻し、学校でも意欲的に発言するようになりました。
そして、アンドリューは自分の中に眠っていた「陸上競技」という大きな才能を見出したのです。
毎日の努力の結果、地区大会の100メートル走で金メダル、4×100メートルリレーで銀メダル、走り高跳びで銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。さらに、地方レベルの大会への出場も果たし、その成長ぶりは家族や地域社会にとって大きな誇りとなっています。

「将来は土木のエンジニアになって家族を支え、僕の成長を支えてくれた人たちに恩返しがしたい」
かつての消極的だった少年は今、明確な目標を胸に、自信を持って未来へと歩み出しています。チャンスと支援があれば、子どもたちは困難を乗り越え、自らの手で未来を切り拓くことができるのです。


