チャイルド・ファンド・ジャパン

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地域の防災の担い手となるチャイルドたち

フィリピンでは、毎年のように被害をもたらす台風をはじめ、地震や火山の噴火など、自然災害が多く発生します。特に大きな被害をもたらした2013年11月の台風30号「ハイエン」以降、フィリピン政府は防災への取り組みを強化し、地域社会を中心とする防災枠組の策定と実施を後押ししています。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもや若者たちを地域における防災の重要な担い手と位置づけています。また、災害から子どもたちを守るためにも、子どもたち自身が主体的に防災の取り組みに参加することが大切になります。子どもたちが防災の知識を身につけ、地域でキャンペーンなどを行うことで地域の防災能力を強化することができます。

ワークショップ形式で、どのような災害があるかをみんなで考えました

5月7日~11日の5日間、チャイルド・ファンド・ジャパンはフィリピン中部にあるネグロス島で、年長のチャイルドたちを対象とした防災研修を開催しました。フィリピンの防災研修・訓練を専門に行うNPO「Center for Disaster Preparedness」と協働して実施され、11ヵ所の協力センターからそれぞれ男女2名ずつのチャイルドとセンター職員1名が参加しました。この研修の開催にあたっては、台風30号の緊急・復興支援にご協力くださった全国社会協議会の皆さまよりご支援をいただきました。

講師のギターに合わせ、オリジナルソングを作成中

チャイルドたちは、初めに自然災害の怖さや、防災に関するフィリピンの法律や政策、取り組みについて学びました。子どもたちが理解しやすいよう、講義だけではなく、ゲームやグループに分かれてのディスカッション、ワークショップを取り入れ、楽しみながら知識を身につけることができました。研修の後半では、地域で行う防災意識向上のキャンペーンに向け、必要な技術を学びました。グラフィックデザイン、絵、歌、劇の4つのなかから1つを選び、それぞれの分野の専門家である講師たちに教わりながら、実際にポスターやオリジナルの歌、劇をつくりました。最後には発表会を行い、完成した作品をほかの参加者たちに披露し、研修を終えました。

完成したポスター

研修に参加したチャイルドたちは、それぞれの暮らす地域へ戻り、研修で学んだ防災の知識と表現を周りの若者や子どもたちと共有します。さらに、チャイルドの親たちで構成される保護者会や村の行政に呼びかけて、地域をあげての防災キャンペーンにしようと取り組んでいます。7月にはキャンペーンが始まります。子どもたちによるキャンペーンの様子を、また皆さまにお伝えいたします!