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「チャイルド・ファンド パス・イット・バック カップ Delivered by DHL」第2弾が大分・別府市で開催されました!


DHLのアンバサダー・大西将太郎元日本代表(前列中央)を囲んで「はいチーズ」

ワールドラグビー公認チャリティパートナーとなったチャイルド・ファンドが、アジアラグビーと共催し、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)が主管として行っている「チャイルド・ファンド パス・イット・バック カップ Delivered by DHL」第2弾(2019年7月29日~8月1日)が、九州、大分県別府市のご協力の下、オーストラリア、ラオス、日本の3ヵ国の子どもたち46人が参加して開催されました。別府市のべっぷアリーナで初日を迎え、12歳から16歳までの子どもたちが4日間、ともに時間を過ごし、ラグビーを通じたライフスキルの習得と国際交流を深めました。


ワールドカップのキャンプで使用する芝生の競技場ではしゃぐラオスの子どもたち

オーストラリアからはNational Aboriginal Sporting Chance Academy(NASCA)のアボリジニの子どもたち、ラオスからはチャイルド・ファンド パス・イット・バックに参加する子どもたち、日本からは地元・別府市の中学生が参加しました。3ヵ国の子どもたちに言葉の問題はありませんでした。通訳の方を介して話してはいましたが、次第に打ち解けると身振り手振りで直接、会話を試みていました。JRFU普及育成委員会国際協力部門長の向山昌利さんをはじめとし、コーチ陣には元日本代表選手がおり、ラグビーに初めて接する子どもたちも、楕円形で投げにくいラグビーボールの扱いなどもすぐに覚えていました。


真剣にコーチの説明を聞く、アボリジニの子どもたち

「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」のカリキュラムはラグビーの技術だけではなく、子どもたちがチームに分かれてワークショップを行います。自ら考えて目標を決め、それに向かって進むというものです。ゴールを目指すためには、チームワークなどが必要となり、ライフスキルが自然と身につくような構成になっていました。また、「持続可能な開発目標(SDGs)」も含まれ、子どもたちは国際問題が自分たちの日常生活と、どのように関連しているのかなどに関心を寄せていました。


SDGsについてもみんなで学び、話し合いました

また、期間中、文化交流の時間も設けられており、子どもたちがラオスの民族衣装や日本の浴衣などに着替えて異文化を親しむ場面もありました。最終日にはタグラグビーの試合も行われ、汗を流しながら同じ世代の異国の子どもたちと触れる貴重な時間をかみしめている様子もみられました。