チャイルド・ファンド・ジャパン

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スリランカでデジタルを活用した支援活動を進めています

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、オンライン性搾取が世界的に広がる中、子どもたちを守る活動を進めています。支援地域の一つであるスリランカでも、オンラインでのリスクが増しつつあり、子どもたちや保護者に対して研修やワークショップを行い、性搾取から子どもたちを守る取り組みを継続的に行っています。

それと同時に、現代ではなくてはならない存在になりつつある、メディアやデジタルとの向き合い方を子どもたちに教えていく活動も行っています。

こちらの写真は、スリランカ南東部モナラーガラ県での撮影のスキルを育むワークショップの様子です。15~24歳のユース60人が、座学での学習と、実際に撮影を行う実践的なセッションを通して、写真や動画の撮影について学びました。メディアに興味のあるユースが撮影技術を向上させることで、将来の仕事につなげたり、地域でのユースの活動に活かしたりすることができるようにしています。

また、デジタルを活用したことで大幅に教育の質が向上した地域もあります。

最大都市コロンボの北西約100キロにあるプッタラム県。ここでは、多くの家庭が農業で生計をたてていますが、日常的に野生のゾウの被害に遭うこともあり、貧しい生活を強いられています。

この地域の学校は、研修として教員が赴任してくるものの、短期間で異動していくため、安定した数の教員が確保できず、深刻な人手不足となっていました。各教科の専門の先生がいないために、子どもたちの学力は低迷。定められた授業計画の通りに授業を終わらせることは非常に難しく、補習授業も行っていますが、それも専門教科を教える資格の無い教員が行うしかありません。

支援地域の学校におけるこのような問題が明らかになり、チャイルド・ファンド・ジャパンと現地の教育組織は、デジタル教材やデジタル機器を使ったスマート・クラスを導入することにしました。

教員としての経験豊富なアジタさんは、無料のデジタル教材やツールを使った授業を積極的に推進。この地域の教員不足という課題に、スマート・クラスをうまくマッチさせ、教員が不足している教科の授業に使うなどして教育の質の向上につなげました。

また、指導者的な立場の教員に対してデジタルの活用に必要な知識を広める機会もつくりました。こうした活動は、教員不足という問題の解決だけでなく、子どもたちが興味・関心をもって授業に参加するようになるといった結果にもつながりました。

デジタル教材を使った授業(左)、教員向けにデジタル機器の使い方を教えている様子(右)            

チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもたちが将来に役立つ質の高い教育を受けられるようにデジタルを活用することと、オンライン性搾取から子どもたちを未然に守ることの両面から活動を進めてまいります。