チャイルド・ファンド・ジャパン

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チャイルド・ファンド・ジャパン50周年記念イベント開催報告 ― 支え合いの50年を感謝し、次の未来へ ― 

2025年、チャイルド・ファンド・ジャパンは50周年を迎え、節目を記念してオンラインイベントを開催いたしました。支援者の皆さまやボランティア、関係者の皆さまが大勢ご参加くださいました。改めまして、ご参加いただいた皆さまに、感謝申し上げます。 

開会あいさつ 

イベント冒頭、チャイルド・ファンド・ジャパン理事長、髙橋潤より開会の挨拶といたしまして、半世紀にわたる歩みを、感謝の思いとともに振り返りました。 

クイズで振り返る50年 
~チャイルド・ファンド・ジャパンについて楽しく学ぶ時間に~ 

最初の企画は、大学生ユースによる「クイズで振り返る50周年」。                Zoomの投票機能を使い、参加者全員で楽しみながら団体の歩みを振り返りました。 

戦後の日本での活動や、ボランティアツアー、現在の活動や支援地域など、団体の成り立ちから今までを改めて振り返るクイズを出題しました。 

記念誌と記念動画のお披露 子どもたちと共に歩んだ50年の記録 

設立50周年を記念して制作した記念誌と動画のお披露目も行いました。 

記念誌には、支援地域の子どもや家族の声、現地スタッフや支援者のメッセージ、そして50年の歩みを語る座談会などを掲載し、温かい言葉と笑顔が詰まった一冊に。  また、記念動画では、支援の現状やスポンサーシップ・プログラムについて、チャイルド、スポンサーの声と合わせて紹介しており、団体の紹介動画としても活用できるものになっています。 

記念誌や動画は、下記URLよりご覧いただけますので、ぜひご覧ください。https://www.childfund.or.jp/blog/251017anniversary 

支援者表彰 ~50年の思いを未来へつなぐ~ 

続いて、50年にわたり団体を支え続けてくださった支援者の方へ感謝の思いを込め、2団体と9名の方を表彰いたしました。 当日は、支援者の代表の方からメッセージをいただき、ご家族から受け継いだ支援への思いを語られる姿に胸も熱くなりました。改めまして、長年のご支援、誠にありがとうございます。 

元支援チャイルドの声 “支援される子ども”から“支援する大人”へ 

イベント後半では、かつて支援を受けたフィリピンの元支援チャイルドのライカが登場。自身の体験や現在の生活について語りました。 元支援チャイルドが、今では地域社会のリーダーや教師として活躍している姿に、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

インタビューに答える元支援チャイルドのライカ

ライカは自身の支援を振り返り、次のように語ってくれました。 
「自分のことを気にかけてくれている支援者の存在が勉学の励みとなりました。支援者の方が私の可能性を信じて支援してくださったおかげで、高校、大学へと進学でき、その結果、教師になるという夢を叶えることができました。深い感謝の気持ちでいっぱいです。」 

ライカは、現在、教師として子どもたちを支える仕事に携わっています。支援の輪が、世代を越えて広がっていることを実感できる貴重な時間となりました。 

支援者交流会 支援者の方々の思いを身近に感じるひととき 

支援者交流会では、少人数のグループに分かれて、ご参加の皆さまはご自宅にあるフィリピン、ネパール、スリランカやチャイルド・ファンド・ジャパンにちなんだ品々を紹介しながら、支援や団体への思いを話してくださいました。 

中には、スポンサーシップ・プログラムを通じて支援チャイルドから届いた手紙や、「里子の記録(現在の成長の記録)」を紹介してくださった方もおりました。紅茶やドライマンゴーなど身近なものを通して支援国の文化や人々の思いに触れ、支援がより身近に感じられるひとときとなりました。 

終わりに 「共に歩む、これからの50年へ」 

最後に事務局長の武田より、支援者の皆さまへのお礼と今後の活動の展望についてお話し、「今後も子どもたちの未来を一緒に支えていくこと」を約束し、閉会となりました。 

チャイルド・ファンド・ジャパンは、これまでに約42,000人の支援者の皆さまとともに約36,000人の子どもたちを支えてまいりました。 

今後も、すべての子どもたちの健やかな成長と明るい未来を守るため、活動を続けてまいります。