チャイルド・ファンド・ジャパン

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若い世代の力で社会を変える! 子どもへのオンライン性搾取/OSECをなくすオンライン署名スタート!

※署名は終了しました。たくさんのご協力ありがとうございました。

特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(東京都杉並区、代表:長山信夫)は、年々深刻化する子どもへのオンライン性搾取 – OSEC(Online Sexual Exploitation of Children)をなくすためのプロジェクトを青山学院大学の学生有志らとともに進めます。Safer Internet Dayである2月8日、オンライン署名をスタートさせ、子ども家庭庁設置・子ども基本法制定という流れの中、政府への要望書提出を目指します。

広がる子どもへのオンライン性搾取 – OSEC

「脅されて、はずかしい写真を撮って送ったら、ネットにばらまかれた…」。加害者と直接会わなくても、子どもの心と体をむしばむオンライン性搾取は、近年一層大きな問題となっています。警察庁によると、SNSによって犯罪に巻き込まれた児童は1,819人にのぼり、その約33%が児童ポルノの被害です(2020年)。また、児童が「自撮り」を強要されてオンラインで送信させられる被害も増え続け、2020年には、2012年の2倍以上となる511人となりました。被害者の多くは中高生です。

大学生の力で動き出したアドボカシー活動! 要望書提出を目指しオンライン署名スタート!

チャイルド・ファンド・ジャパンは昨年、青山学院大学でOSECに関する講義を担当。そこに参加した学生がこの問題へ高い関心をもち、啓発動画の作成、学生へのアンケート調査と、OSECをなくすアドボカシー活動(啓発・提言活動)が若い世代の力で動き出しました

そして2月8日には、Change.orgにてオンライン署名をスタート。中高生にも署名を呼びかけます。集まった署名は、要望書とともに政府へ提出する予定です。子ども家庭庁・子ども基本法という子どもを守る大きな流れが生まれている今こそ、政府がこの問題に真摯に向き合い、子どもと若者の意見を聞きながら、より踏み込んだ政策をとるよう求めます。

イベント・シンポジウムも開催し、多くの人に問題を伝えます

2月19日(土)にはセミナー「OSECを知っていますか? 子どもたちにおよぶオンラインでの性搾取」を開催。また、5月にはシンポジウムも開催する予定です。紙芝居や動画などを織り交ぜながら、広く一般にこの問題を伝えていきます。

SDGsの達成にもつながる活動です

この活動、署名は、SDGsの目標16.2「子どもへの暴力の撲滅」につながる活動です。