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パス・イット・バック~タグラグビーで子どもの成長を支えるプロジェクト~

パス・イット・バック(PASS IT BACK)はラグビー(タグラグビー)を通じて、貧困などの困難な立場にあるアジアの子ども・若者が、リーダーシップやライフスキル、ジェンダー平等の考え方を身につけることによって、持続的な地域開発に結びつけるプログラムです。チャイルド・ファンドは2015年1月からラオスとベトナムでパス・イット・バックプログラムを実施していますが、2016年12月からチャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域であるフィリピンでも開始しました。

タグラグビーは、年齢・性別を問わず誰でも楽しめる、ラグビーをもとにしたスポーツです。身体接触や地面に倒れるプレーはなく、タックルの代わりに相手の腰につけられたタグを取ります。必要なのはボールとタグ、そして平らな場所のみなので、実施のための制約が少なく、資源が乏しい地域でも取り組みやすい競技です。

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競技中、タグをとられた選手はプレーを中断、他の選手にボールを渡してプレーを再開します。

このプログラムに参加することで、子どもたちはラグビーの5つの価値—いかなる状況でもフェアであり誠実である品位、一つの試合にかける情熱、文化的・地理的・政治的・宗教的な相違を越えた結束、激しさの中での規律、すべての人への尊重—を学びます。これらは、競技場だけではなく日々の生活の中でも実践され、子どもたちの健全な成長を支えます。

パス・イット・バックでは、未来の大切な財産である子ども(選手)とコミュニティの重要な担い手である若者(コーチ)が、ラグビーを通して課題を克服することで、積極的に社会変革を目指し、地域社会の持続的な開発の土台となるよう、ライフスキル(協調性やリーダーシップ、ジェンダー平等などの知識・考え方)を修得することを目的としています。さらに、コミュニティでそれを次世代に伝えていく(=パス・イット・バック)ことで、持続的な地域開発につなげます。

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研修を終えたコーチたち。一番右はチャイルド・ファンド・ジャパン フィリピン事務所のスタッフ。

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事業概要 「リーダーシップ」、「ジェンダー平等」、「将来に向けた計画」を軸に、困難に立ち向かう力を身につける学習プログラムです。参加した子どもたちが地域を変える主体として活動し、ラグビーボールをパスするようにこのプログラムを同世代・次世代の子どもたちに引き継いでいくことを目指します。計32のセッションから構成されており、コーチとして18~25歳の男女の若者、選手として11~16歳の男女が参加します。
支援対象 フィリピン・西ネグロス州のバコロド市、タリサイ市、バゴ市に在住する子ども、若者
協力団体 Women Win、World Rugby、Asia Rugby、Philippine Rugby Football Union、ChildFund Australia