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ネパールで防災研修を実施しました!

研修の参加者たちで記念撮影

先日、支援対象校の教師たち、学校運営委員のメンバー、学校のある自治体の職員などを対象として、防災研修を行いました。この研修は、「災害に強い学校づくりプロジェクト」の一環で、学校安全計画の作成や児童生徒を対象とした防災教育について学ぶことを目的としています。

災害によるリスクの軽減にどう取り組むべきか、真剣に議論する参加者たち

研修は4日間にわたって行われました。1日めには、一般的な災害の種類や原因といった基礎的な知識や、学校のあるシンドゥパルチョーク郡で起こる可能性のある災害の種類、災害に関するネパール政府の政策などについて学びました。学校の安全計画策定においては、グループワークを通じて、実際に作業をしながら学んでいきました。学校周辺のエリアで、災害が起きたときに安全な場所や危険になる場所を確認したり、緊急連絡先一覧を作成したりと、段階を踏んで計画づくりを行いました。

また、参加者たちは、子どもたちにわかりやすく防災を教えるための手法も学びました。ネパールのように電力供給の不安定な環境では、パソコンや電子機器を使わずに、紙媒体で学ぶことができるというのも重要なポイントです。ゲームや、国際ロータリー第2820地区さまと協働で作成した「みんなの仙台防災枠組」(※)のネパール語版冊子を使った教え方などを紹介しました。

ボードゲームを使った教え方を学んでいるところ。机の上にあるオレンジ色の冊子が「みんなの仙台防災枠組」

なかでも、参加者の関心を多く集めたのは、紙芝居でした。同じくネパールで支援活動を行うNGO団体「シャンティ国際ボランティア会」が実施している取り組みを導入しました。紙芝居は、文字ではなく絵で学ぶことができるため、読み書きの力のレベルにかかわらず、みんなが理解しやすい教育を行うことができます。参加した教師たちからは、この日本発祥の取り組みを、自分たちの学校でも実践したいとの声が寄せられました。

紙芝居を実演するネパール事務所のスタッフ

今後、同様の研修を別の学校で行うほか、「緊急時における子どもの保護」についての研修や、避難訓練の実施も予定されています。研修に参加した皆さんが、防災や子どもたちを守ることへの意識を高め、研修での学びを生かしていってくれることを期待しています!

(※)「みんなの仙台防災枠組」は、2015年3月に国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組」を子ども向けにわかりやすく解説した冊子です。(詳しくはこちらからご覧ください。)国連国際防災戦略事務局(UNISDR)が運営するウェブサイトPreventionWebで子ども向けの防災教材として紹介されており、今回作成したネパール語版や原文の英語版などを同サイトでダウンロードすることができます。

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