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ネパールの4つの学校で防災研修を行いました!

皆さんにご支援いただいている、「少数民族などの子どもの未来を開く 子どもにやさしい学校づくりプロジェクト」。2015年に大地震でたくさんの校舎が倒壊するなど、地震の多いネパールにおいて、地震に強い校舎の建設を進めています。また、学校教育の質の向上を目指し、先生などに対し、子ども主体の授業づくりのための研修や防災研修などを行い、すべての子どもが、安心して学べる環境づくりにも取り組んでいます。

昨年11月には、4つの学校において、避難訓練などの防災研修を行いました。490人の子どもたちと先生が参加し、災害への備えについて学びました。

研修では、プレゼンテーションを使った詳しい説明や、災害を経験した方々の経験談の共有、そして実演を交えた避難方法の解説など、先生たちと子どもたちに分かりやすいような工夫がされました。こうした活動を通して、参加者は、地震がどのようなものなのかについて知り、また、実際に災害が起こってしまった場合のリスク軽減策、学校内での安全な場所などについて理解することができました。地震だけではなく、土砂崩れ、洪水、停電などの知識についても学ぶことができ、子どもたちは災害全般と防災についての意識を高めることができました。

校舎建設についても、こちらの写真のように着々と進行しています。

建設中の校舎の真正面からの様子

教室内の漆喰を塗る作業が内側については全て完成、外側は約95%が完成するなど、校舎の全体像が見えてきています。今後は、完成に向け、手すりをつける作業や防水加工作業、教室の床の工事などを行っていく予定です。完成時には、あらためてご報告いたします。