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学びのフレンドリースペースで高校生がイベントを開催してくれました

外国にルーツをもつ子どもたちの補習教室「学びのフレンドリースペース」。昨年に続き、今年も近隣の高校生6名から「授業の一環で、外国にルーツのある子どもたちが楽しみながら日本語に触れられる企画を行いたい」とご連絡いただき、先日実際にイベントを開催してくれました。

初めにアイスブレイク、それからビンゴ、最後に「風船運び」を行いましたが、終わるころにはすっかり打ち解け、高校生の皆さんに「○〇ちゃん だいすき」とお手紙を書いたり、折り紙をプレゼントしたりする子どもたちもいたほど。外国ルーツの子どもたちの中には、新学期が少し憂鬱な子どももいますが、そんな子どもたちにとっても温かい時間となりました。

アイスブレイクでは、プリントの中から自分が好きなものに丸をつけて、教室内を歩き回りながら、出会った人に自分の名前とお互いの好きなものを教え合いました。相手からサインをもらうことになっていて、子どもたちはそのサインの表を埋めるのに夢中! 次から次へと周りの人に声をかけていました。

ビンゴも楽しく日本語に触れられる工夫がいっぱいでした。イラストが並んでいるプリントが用意され、高校生の皆さんが言ったヒントを聞きながら答えを当て、手元のプリントにその絵があれば丸をします。高校生が「からだです」と一つヒントを言っただけでも、「目!」「口!」「手!」と口々に叫ぶ子どもたちでしたが、コーディネーターに促されながら高校生の声に耳を傾け、しっかり答えを考えることができました。

風船運びはリレー形式で行いました。それぞれのチームが2人組のペアになって、協力しながら割り箸で風船を教室の端から端まで運ぶゲームでしたが、子どもたちは風船を前に大興奮。普段なかなか全員で遊ぶことがない分、横のつながりができた貴重な時間でした。

何ヵ月にもわたってご準備くださった高校生の皆さんのおかげで、子どもたちが企画を通じて小さな成功体験を重ね、前向きにいろいろな人たちと関係を築く姿を見ることができました。素敵な機会を本当にありがとうございました!