チャイルド・ファンド・ジャパン

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みんなで守る子どもの権利プロジェクト


※写真の女の子と本文中の記述に直接の関係はありません。

近年、フィリピンでは10代の予期しない妊娠が増加しており、大きな社会問題になっています。仲間たちからよくない影響を受けていたり、家族との関係が悪くなっていたりと、「衝動的な性」につながりやすい環境が背景にあります。多くのリスクにさらされているにもかかわらず、思春期の子どもたちは避妊方法やHIV/AIDSを含む性感染症について十分な知識をもっていません。

チャイルド・ファンド・ジャパンは「みんなで守る子どもの権利プロジェクト」の一環として、「性と生殖に関わる健康」の問題に取り組みます。これまでの活動で「子どもの権利」について学んだ子どもたちが自身の性の問題についても理解を深め、責任をもって判断できるようになることを目指します。また、子どもたちが年齢に応じた知識を得ることができるよう、現場のスタッフが適切なスキルや対応方法を身につけるための活動も行います。

経済的に貧しい生活を強いられている女の子ほど、予期しない妊娠をする傾向があります。出産のために学校を辞めてしまうと、将来、安定した生活ができる仕事に就くことが難しくなります。貧困と格差の連鎖を断ち切るためにも、性と生殖についての理解を深めることが大切です。

子どもたちが健康に育つ権利を守るための活動に、ご協力をお願いいたします。

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*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。

みんなで守る子どもの権利プロジェクト

事業概要 「みんなで守る子どもの権利プロジェクト」は、地域全体で子どもの権利が守る体制を構築することを目的とするプロジェクトです。貧しい環境下の子どもは、リスクに対して特に脆弱です。そこで、本プロジェクトでは、子どもたちの生活の場である地域の様々なアクターがリスクを未然に防止したり、適切に対応できるように機能する地域づくりを進めています。
4年目となる2017年度は、思春期の性と生殖に関する健康やHIV/AIDSの意識向上に焦点をあてた活動を行います。子どもたちが性と生殖について、価値観に基づいた責任ある意思決定ができるよう、子どもたちと、子どもたちを育む地域の大人たちに正しい知識や対応方法を効果的に伝えるための能力強化や、子ども主体の活動を促進する取り組みを行います。2018年5月には子ども会議を開催し、各センターの子どもたちの代表が一同に会し、1年の学びと活動の成果を分かち合います。
支援対象 スポンサーシップ・プログラムの支援を受けるチャイルド、協力センターのスタッフ、フィリピン事務所のスタッフ、チャイルドの親、チャイルドが通う学校を中心とした地域全体
協力団体 フィリピンのすべての協力センター
その他 こちらからチラシがダウンロードできます。

※皆さまからのご支援は「みんなで守る子どもの権利プロジェクト」以外の支援プロジェクトにも役立てられます。