チャイルド・ファンド・ジャパン

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災害に強い学校づくりプロジェクト 第3期

チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域であるネパールのシンドゥパルチョーク郡は、2015年4月に発生した大地震によって大きな被害を受けました。

マグニチュード7.8の巨大地震は、落石やがけ崩れ、建物の倒壊を引き起こし、地域全体で実に3,573人が命を落とすこととなりました。そして、そのうち1,230人は18歳以下の子どもでした。

また、地域の9割の学校が全半壊したことで、7万人を超える子どもたちが長期間、屋外や仮設の校舎での学習を余儀なくされました。

被害を受けた校舎の当時の様子

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、この状況に対して緊急・復興支援を実施するとともに、子どもたちが今後安心して勉強に取り組めるよう、「災害に強い学校づくりプロジェクト」をスタート。これまでに、耐震性の高い校舎2棟の建設、学校での防災計画の策定、避難訓練の実施といった支援活動を行ってきました。

座布団で頭を守りながら避難訓練をする子どもたち

特に、プロジェクト第2期では3階建ての大きな校舎を建設し、2021年2月3日には竣工式を行いました。校舎や竣工式の詳しい様子はこちらからご覧ください。

プロジェクト第2期で完成した校舎の竣工式

大地震から5年以上が経過した現在、地域の学校の再建は着実に進んでいるものの、一時的な対応にとどまっている校舎もあり、依然として支援が必要な状況にあります。また、もともと地震の多いネパールにおいては、今後も防災能力の向上が極めて重要です。

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、「災害に強い学校づくりプロジェクト」を継続し、日本NGO連携無償資金協力の助成と、皆さまからのご支援をもとに、耐震性の高い校舎建設、防災研修・避難訓練などの支援を行ってまいります。どうぞ引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。

災害に強い学校をつくり、子どもたちが守られる環境を整えるために、このプロジェクトにご協力くださいますよう、心よりお願い申しあげます。

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*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。

災害に強い学校づくりプロジェクト

事業概要 このプロジェクトは、平時だけでなく、災害が起きたときにも子どもたちが守られる教育環境を整えることを目的に実施しています。ネパール政府の耐震基準を満たす地震に強い校舎1棟の建設と、清潔な手洗い場の整備を行うほか、災害の発生時に子どもが守られる体制を整えるための学校安全計画づくり・防災授業・避難訓練などを3校で支援します。
支援対象 ネパール国内におけるチャイルド・ファンド・ジャパン支援地域の公立校(小学校・中学校)に通う生徒、教員、学校運営委員会のメンバー
協力団体 TUKI(TUKI Association Sunkoshi:子どもや家庭の経済的・社会的な生活向上を目指す現地NGO)
GMSP(Gramin Mahila Srijansil Pariwar:女性や子ども、抑圧されたグループの権利の推進を目指す現地NGO)
助成 日本NGO連携無償資金協力