チャイルド・ファンド・ジャパン

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感染予防をしながら学び続けるネパールの子どもたち

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、アジアの国々の支援地域で、新型コロナウイルスの感染予防を支援しながら、子どもたちの教育を守り続ける活動を行っています。

ネパールでは、感染が急拡大し、11月の感染者数は前月に比べ倍増しています。また、これまで無料で受けることができた検査が有料となり、検査を受けづらくなっています。

厳しい状況が続くネパールですが、公立の学校は徐々に再開しつつあり、教室に子どもたちの姿が見られるようになってきています。





こちらは、再開された学校での子どもたちと先生の様子です。

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、感染予防のための衛生キットを配布しましたが、その中のマスクを全員がきちんと着用し、先生は、非接触型の体温計で生徒の体温を確認しています。

また、教室内の人数を制限し、密集状態になるのを避けています。ふだんは長机1つに3人が座り、教室が子どもたちでいっぱいになりますが、ここでは半分くらいの人数になっているのが分かります。

一方、いまだに学校が再開できていないところもあります。ネパールでは、学校の再開は、国全体ではなく、行政地域ごとに決定されているため、地域によって対応が分かれています。

再開できていない地域では、教室での授業の代わりに、校外での授業が行われています。



こちらは、地域の少し広めのスペースに子どもたちが集まり、先生が訪問して授業をしている様子です。机がなく学習しづらい環境ですが、みんな工夫しながら一生懸命学習に取り組んでいます。

学校に集まることができないため、期末のテストを家で行うようにした学校もあります。問題用紙を配布し、子どもたちが家で解いた後、先生が回収して採点します。



また、こちらの写真は、チャイルド・ファンド・ジャパンが支援している、子どもクラブの様子です。

子どもクラブでは、子どもの権利などについて学んだり、子どもたち自身が啓発活動を企画したりしています。上の写真は、子どもクラブの運営方法について学んでいるところですが、ここでも子どもたちは、しっかりと感染予防対策をしながら、講師の先生の話に真剣に聞き入っています。



こちらは学校運営委員会に対する研修の様子です。

学校運営委員会は、先生、保護者、地域住民、子どもの代表でつくる組織で、学校の運営計画や方針などを作成しています。チャイルド・ファンド・ジャパンでは、学校運営委員会の能力強化を支援しており、この日の研修では、委員会の役割や責任について学びました。

教育省が発表した学校再開のためのガイドラインによると、学校を再開する場合には、学校運営委員会が関係各所との話し合いをしなければいけないことになっています。学校運営委員会は、このコロナ禍において、特に重要な役割を担っています。

チャイルド・ファンド・ジャパンではこれまで、衛生キットの配布や公衆衛生の啓発活動、感染予防パンフレットの配布など、感染予防の支援を行ってきました。支援地域の子どもたちや親、保護者はそれらを活かしながら、子どもたちが学び続けられるよう、工夫して取り組みを行っています。

一刻も早い感染収束を願いつつ、チャイルド・ファンド・ジャパンは、引き続き子どもの権利を守るための支援を継続していきます。